ほぼ日で、全7回の「大坊勝次さんの38年」掲載がおわりました。
http://www.1101.com/daibou/2014-07-17.html
久々に、いい対談を、読ませてもらった気がします。
耳触りが良くて、どこかで見聞きした言葉じゃなくて、まじめに、約束を守ってきた男の心からの、そして、さりげない言葉だと思いました。
昨年11月 閉店前に伺うことができて、良かったです。
【対談語録】
たとえばジャズを聴いているときに、ドラムのシンバルの音を意識すれば、
それだけが聴こえてきます。」
「甘みによって苦みや酸味が包まれていますと、
味に、表情があるんです。
味に、笑顔があるんです。 」
「笑顔がある味のコーヒーを作らなければならないというのは、もう、私の、絶対的な決まりです」
「自分にはそれしかできない。味にしろ、使うものにしろ、流行ではなくて、
自分がいいと思うものを示すしかできない。それをどのくらいの人が受け入れてくれるか‥‥。 」
「何かの「手応え」。
なんの根拠もないんですよ。
しかし、その手応えが、自分にとっての応援と言いますか、支えでしたね。 」
「次から次へと話題が入れ替えられる人は
すごいと思いますけども、 私は、ちょっと気まずくても、
喋らないで、シーンとしているほうを好むんです。」
「私は‥‥‥‥静かにしていたいんです。」
素晴らしいのひとことでした。
糸井さんじゃなければ、書けなかった、対談なんでしょうね。
糸井さんのことばも、最高
たいした原稿ではないんですがお渡ししたら、
そしたら、コーヒー豆が返ってくるんですよ(笑)。
これでまた、きれいに、関係がゼロになるんです。
大坊さんは、すばらしくみずくさい。
あの場所はそういうお店だったと思う。
「約束3原則」っていうのがあって、
ひとつめが、「できるだけちゃんと約束をする」。
ふたつめが、「それを守る」。
みっつめが、「守れなかったら、心から謝る」。
恐れ入りました。
2014/12/08 追記
わかりやすいネルドリップ講座で、大坊さんとお会いすることが出来ました。
もちろん、お話していただくのは、はじめて、ほんとに、想像していた通りのかたで
嬉しくなりました
パネラーとしてのお話で
「ネルやペーパーがアメリカに行って、ひとりひとりに、ゆっくりとコーヒーを提供するようになった。
それを、もし文化というのなら、僕は悪い文化じゃない・・・と思う」
という、趣旨のことをおっしゃっていました。
ほんとうに、素晴らしいと感じました。
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